ぐずついた天気ですが、昼の一時(いっとき)は青空です。やや肌寒く、座敷も工房もストーブを焚いています。

今日は木工三昧(ざんまい)の一日です。実は、昨晩、T旅館から急な依頼がありました。今朝使うものです。作り置きが無かったことで、沐浴前の作業になりました。いつもギリギリで腰を上げることの報いです。それでも、何とか滑り込みセーフのようでした。

Kホテルの作品も気になります。お邪魔して状況をお伺いします。つい先日納品したばかりですがオーダーされます。やはり、手を掛ける時期になっていました。3月11日直後は注文が控えられていましたが、忙しさが戻ってきているようです。

今日はその下拵え(したごしらえ)です。まず、Y製材所にお邪魔し、厚さ4分、幅3寸5分の青森ヒバをいただきます。その両木口(こぐち)を切り落とし、鉋(かんな)をかけます。

それを希望する長さにカットするだけです。プレナー(自動カンナ)を使うのは久しぶりです。妙に新鮮味があります。そのプレナーを使う前に集塵機を空(エンプティー)にします。

これは、青森ヒバだけのカンナ屑(くず)にするためです。屑、とはいうものの、これにもまた需要のある逸材です。皆さんにお分けしています。



実は、既に集められたカンナ屑(くず)には青森ヒバの他に、ケヤキや外材等も混ざっています。それらはストーブに入ることになります。一般的な大鋸屑(おがくず)やカンナ屑は燃え難いものです。しかし、ヒバを含んだものは良く燃えるのです。

一応の部材づくりは終えます。これからは助手の作業になります。使うツールは糸鋸(いとのこ)盤です。ミシンに似ています。この種の作業は、どうやらご婦人の方に向いているようなのです。

つい先日まで、園芸活動や越冬準備に費やしていた時間ですが、愈々木工活動が本格化することになります。望むところです。


昼前、A工房の番長さんとO氏がお出でになります。実は、今日は「赤松」に注連縄(しめなわ)を張る日でした。その帰りです。お聞きすると近年に無い立派な縄だったそうです。先般、京ちゃん工房とO氏の3人で綯ったものです。ホッとしているところです。

神事に使った、粒餡(つぶあん)の「蓬餅(よもぎもち)」をたくさん頂戴しました。うっすらと焦げ目のついた餅が笹の葉に包まれています。

当地では「シトギ餅」といいます。1個だけでお腹が一杯になるほどの大きい餅です。京ちゃんの作品のようです。懐かしい感触、香り、味でした。豊穣を味わいました。有難いことです。

※掲載の写真は、A工房のHPから拝借したものです。番長さんが撮影しました。



夕刻、建設会社のO社長がお見えになります。事情が許せば、明日、ベンチの状況を確認することになりました。先般挽(ひ)いた落葉松(からまつ)です。間もなく着手することになりそうです。


数日前から、お隣で工事に入っています。境界線ギリギリに塀をたてるそうです。コンクリートを流す準備をしています。お聞きすると、結構な高さのようです。センスのほどはよく解りませんが、どうしても刑務所を連想してしまいます。

境界線ギリギリの塀にするために、我が家の狭庭は大分掘り返されています。型枠の設置のためのようです。一般的には考え難いコンクリート工事です。

木とコンクリートでは事情の異なるものです。そのことを認識していないようです。現場を見る皆さんが一様に不思議に思っています。ま、世の中にはさまざまな考え方があるものです。レベルは合わせた方が良さそうです。

2011/06/14(火) 18:25