
夕刻から降り出しました。実は、予報には無かったものの予感がありました。それを信じて朝から薪(まき)の整理です。このところの晴天で良く乾わいていた薪を濡らすには忍びなかったのです。
薪を割った場所から薪小屋まではほんの6~7mです。しかし、細々(こまごま)とした木を普通に運ぶには結構な気力が伴います。体力と相談して少しでも安易な方法を考えたくなります。
思いついたのが「ネコ車」です。ご近所のT旅館から黙って拝借します。やはり効率的です。腕に抱えて運ぶ量を100%とすると400%の能力がありそうです。その結果、2~3時間ほども要する作業と思っていたものが小1時間で終えます。文明の利器のおかげです。
それでも朝からビッショリと汗をかきます。このところ毎日の滝のような汗です。また、不得意の筈の歩行ですが、結局歩いた量は、時間的には1時間なのです。結構な歩数の筈なのです。おそらく、良い傾向のようです。

話は飛びますが、この「ネコ車」の由来が理解できないでいました。1輪車とネコ(猫)との接点を見出せなかったのです。いつものように、何でも知っているWEBにお尋ねします。
結論は、CARTとCATの間違いが発端のようです。明治時代、舶来の猫車をCART(カート)と紹介されたのを、説明を受けた日本人がCAT(キャット)と勘違いしたかららしいです。
同じような笑い話?があります。昔、進駐軍の米兵が奥州最北端に来た折、農家のニワトリ(鶏)を獲ろうとしたそうです。それを見たお婆さんが気色ばんで、『マイヘン(だめですよ)』、と言ったそうです。勿論、英語の解らない方です。
しかし、それを聞いた兵隊さんは即退散したそうです。「マイヘン」を「My hen(わたしの雌鶏)」と解釈したからのようです。国内でも理解し難い津軽弁が異文化の大陸の皆さんに通じた瞬間です。
因(ちな)みに、「だめです。」を当地では「マイネ」というのが一般的のようです。この「マイヘン」は、その謙譲語です。断固として拒むとともに相手を思いやる言葉遣いの一種です。
結果的には、この謙譲の美徳をご年配のご婦人が持ち合わせていなければ「My hen」にはなり得なかったのです。この種のデリカシーを持った言語は世界中、どこにも無さそうです。
とはいうものの、狭い通路を巧に移動する点ではカートを猫とすることも全くの間違いではなさそうです。この種の笑い話は他にたくさんあるようです。実は、奥州最北端の言語は、昔の首都圏の京都の文化を受け継いでいます。オバマ大統領の国に通じない津軽弁では無い筈なのです。

昨日の草毟り(くさむしり)で庭がすまし顔をしています。これまで蕗(フキ)の下に甘んじていた「アイヌネギ(行者ニンニク)」の花が誇らしげです。
万年青(オモト)やエビネ(海老根)の葉に出会うのも久しぶりです。他方、河原もまた変化しています。昨日、1輪の花で感激したキュウリの花が今日は数輪にもなっています。
今のところはシトシトと降り続いています。南の大雨の皆さんには恐縮するところですが、もう少しまとまった雨になってもらいたいところです。これまで続いた晴天で、殆どの畑は乾燥しきっているのです。