
「工房事情」・・・山ザクラ
早朝から真っ青な空です。気温も春の装いです。能動的になります。
このところ、トリマー用のJIG(治具・補助具)をつくっています。今日は愈々(いよいよ)「あられ組み」のJIGです。
まず、テーブルを滑(すべ)るスレッド(sled)づくりからです。このパターンはこれまで数個つくっていますが、T字を正確な直角にすることに気を使います。
合わせる2つの部材がそれぞれ正確な直角を呈していれば、2つを合わせた結果もまた直角になる筈です。
ふたつの部材の一方はMDFです。これが正確な平面でないことは考え難いところです。往々にして、問題は他方にあります。これに市販の2バイ4材を使うことにしました。正確らしいのです。
しかし、組み立ててみると少し変です。2~3年も工房に眠っていたことで狂いが生じていたようです。
結局、「鉦出し(かねだし)」からの再スタートです。しかし、迂回(うかい)?したことで、ほぼ正確な直角になったようです。
次は「あて板」の準備です。しかし、今の段階では手をかけない方が良さそうです。実は、当て板には2箇所のホゾ孔をつくります。その幅は使うビットの直径と等しいものです。注文していた「スパイラルビット」が明日あたり届きそうです。焦らないことにします。
今日は「看板」に手を掛けます。畑に立てるものです。一昨日、『これでつくってください。』と1枚の板を持ってきました。板1枚で看板がつくれると思っている方です。しかし、依頼者の意を組んで、その板を生かしたいところです。
プレナー(自動カンナ)をかけると見事な青森ヒバです。工房中がパンパンとした香りで浄化されるほどです。厚さは2寸、幅7寸ほどでした。これを2等分して合わせることにするつもりです。
構造について4~5種類のパターンを考えました。落ち着いた先が「ほたる湖」バージョンです。昨年つくった駄作です。しかし、加工が単純で安定感に富んでいます。
問題は脚です。当初、電信柱、ヒバの丸棒が候補でした。Y社長は、『アサギ(浅木?)は朽ちやすいです。カタキ(硬木)を薦めます。』と助言します。
結局、山ザクラになります。実は、裏山に適当な太さをの逸材を発見したのです。それをチェンソーでカットするだけです。Y社長が一瞬のうちに料理します。見事な捌(さば)きです。
これで一応の材料が揃(そろ)いました。次の作業は2枚の板の合わせです。今考えているのは「雇い実(ざね)接(は)ぎ」です。
如何(いか)に単純化するつもりでも、舞台裏では拙(つたな)い技を出さざるを得ないようです。
「園芸事情」・・・基本理念晴天に誘われて河原に降ります。数週間ぶりのようです。実は、河原の石垣寄りにほんの少しの畑をつくっています。今年も、数種類の苗(なえ)が到来しています。何とか居場所を見つけてやる必要があったのです。
ここ数年の実績は38点程度です。惨たんたるものです。考えてみれば肥料を一切施さない畑づくりでした。しかも、苗の植え付けは、単に雑草の中に穴を掘って埋めるだけです。やはり無理だったようです。
しかし、多くの皆さんは笑いこけるものの、38点といえどもそれなりの得点です。ミニトマトやキヌサヤは毎日のように収穫しました。しかし、ほんらいであればその3~4倍は収穫できそうなのです。今年こそは名誉挽回の年にしたいところです。
まずは雑草とりです。地上は40cmにもなり、地下はガバッとした逞(たくま)しい根です。その削除に3時間も要します。使い慣れない筋肉が疲労を募らせます。
そしてクド石灰、骨粉、化成肥料、有機肥料等を撒(ま)いて土を撹拌(かくはん)します。これまでの畑作を100点とすると、今回の心遣いは380点にもなるようです。
しかし、苗の植え付けはまだです。シュミエン(趣味の園芸)では、この状態で1週間ほどは待機することを勧めているようなのです。施した肥料が散るのを待つ意味があるのかも知れません。ま、じっと堪(こら)えることも園芸の楽しみとすべきのようです。
話は飛びますが、この田畑づくりに半世紀以上も捧(ささ)げているご婦人がおいでです。Y女史です。彼女の言では、『農作業は瞬間的にすべきものではありません。また、出来るものでもありません。時間をみつけて毎日少しずつ手をかけてやります。』、です。
同じような意味のようですが、『根(こん)をつめる作業は苦痛になります。結果的に長続きしないことになります。』、『どこまでやってもやり尽くすことの無い世界が農作業です。毎日続けることが楽しみでもあります。』、とも話していました。
何でもそうですが、特に畑づくりには欠かせない根本的な基本理念のようです。結局は、『少しずつでも毎日手をかけなさい。』、ということのようです。緊張すること頻(しき)りです。
2011/05/17(火)
19:35