
「裏山事情」・・・緋牡丹博徒
朝からの青空が夕刻から曇り、今は小雨です。今日は顕著に暖かくなる予報でしたが、さほどではありませんでした。
今日はあちらこちらにお邪魔しました。まず、Y製材所です。畑に立てる看板の相談です。丁度製材中でした。おそらく、宮城県に送られるようです。
作業が中断されることは能率に大きく影響します。しかし、手を休めて話しに乗って下さいました。有難いことです。おかげで概ねの方針が見えてきたようです。
資材置き場にはストーブ用の薪(まき)が積まれています。全て予約されたもののようです。昔から、薪は、8月のお盆の前までにカットし終えておくようです。
生木(なまき)の乾燥には、少なくても夏から秋にかけての時間を要するからのようです。まだ、雪が消えたばかりですが、既に冬の仕度が始まっていることになります。
驚くのは、太いケヤキ、ツキ、タモ等が薪材として扱われています。『良い薪はカロリーの高い木です。一般的に、それらは硬い木です。これらが最高の薪になるのです。』、と説明します。勿体無さを感じてしまいます。
工房KUROOBI用の薪も準備されています。直径10cm弱の枝です。このサイズは割らなくても冬までは乾燥します。今の冬も相当なお世話になりました。
話は飛びますが、発電所が薪に着目しているそうです。火力発電のために使うものです。まだ表面化はしていないようです。早晩、薪ストーブ愛好者にしわ寄せしてくるようです。少し本気で確保に努めることになりそうです。
午後は「京ちゃん工房」にお邪魔します。注連縄(しめなわ)づくりの見学です。裏山の赤松に締めるものです。数年前、『日本最大級の巨木に注連縄も無い、というのは変です。』、と提案した「京ちゃん工房」が担当しています。
村のお偉い皆さんが口を閉ざす中、『兎に角、私がやってみましょう。良い結果であれば、皆さんで喜びを分か合ってください。不都合であれば、全ての責めは自分一人で負います。』と訴えます。しかし、当初、彼女自身もまた、注連縄づくりのノウハウは解らなかったそうです。それでも果敢に挑戦した注連縄です。ご年輩のご婦人が体を張った企てです。
損得勘定だけを優先させる方々や、安全圏だけに身を置きたがるお役人の哲学とは異次元です。
何のジャンルであっても、最初に道をつくる人には敬服します。つい、昔見た、「緋牡丹博徒のお竜さん」とダブってきます。その心意気に感動しての今日の参加です。A工房のO氏も参加します。
明後日手直しをして完成です。良い日をみつけて赤松に張ることになります。例年、数十人も参加する神事です。勿論?、身体障害者には少し無理のようです。
「工房事情」・・・段差
「トリマー台」が何とかそれらしくなっています。今日は「幅決めスレッド(sled・そり)」を考えてみました。実は、これにも指導書があります。WEBの動画です。
しかし、この指導書を数回見てはいるのですが、何となく曖昧(あいまい)です。兎に角作ることにします。トンチンカン(頓珍漢)であれば作り直せば良いだけなのです。
これまでの経験では1~2回?も失敗すれば何とかなる筈です。むしろ、失敗することが正解の本質に触れる機会でもあります。
まず、素材の準備です。その是非は解りませんがMDFを調達します。この「幅決めスレッド」の重要ポイントは、フェンスとスレッドの厚さの段差にあります。
この数ミリの違いが全てを決する要素になります。工房のMDFは6mmです。9mmを求めます。
次にナットです。指導書では「T字ナット」を使っています。しかし、奥州の最北端です。そのような文化的?なものを期待するには、やはり無理でした。結局、一般的な「蝶(ちょう)ナット」で妥協です。
これらをもとに、とりあえず試してみます。モヤモヤとした曖昧なものがクリアーになる瞬間です。この2~3mmの段差が驚くほどの働きをすることを漸く理解します。
いよいよ、スレッド(sled)へのホゾ掘りです。2段階にします。ルーターとトリマーを併用します。これに「蝶(ちょう)ナット」をセットすると、それなりの働きをします。「自在幅寸法設定定規」という名前になりそうです。
考える余地があるとすればスッドの素材です。MDFよりももっと硬い素材が適しているようでもあります。そのうちに考えることにします。
トリマーとルーターの違いをよく理解していませんが、今回のトリマー台は細かい部材の加工にはうってつけのようです。何よりも、下半身の台がガッシリしていることで安定感があるのです。
しかし、トリマーを駆使するためには、まだまだ多様なJIGが伴いそうです。当面は「あられ組み」と「ダブテール」です。昔からの憧れの世界です。
キッチリとした小物の製作には欠かせない技です。ここ2~3日内には、新しい世界を垣間見たいところです。
2011/05/16(月)
21:25