
晴れていますが時折の細かい雨です。昨日に続いてパッとしない日です。
昨日から「トリマー台」に手を掛けています。JIG(治具)の一種です。これまで、重いルーターはテーブルに装着していました。そして、トリマーは手に持って使っています。作業内容にもよるようですが、これもテーブルに固定してみることにしました。
天板のセツト等、概ねは昨日つくっています。実は、作り方の手ほどきがあり、それを参考にしたのです。今日は、そのテーブルに付随する仕掛けづくりです。このJIGには、加工の目的に応じてのさまざまなパターンがあるようです。
今日は、その中のフェンス(定規)づくりです。しかし、単なる定規であればアジャスタブルフェンスで事足ります。しかし、フェンスにビットの納まる空間も欲しいところです。練習の意味もあり挑戦することにしました。
構造はルーターテーブルと同じようです。WEBの見本にその作り方が紹介されています。何とかなりそうでした。厚さと幅が一定の2バイ4を材料にします。そして昨日からお付き合いしているアクリル板です。
作業は簡単です。箱のようなものをつくり、上部の一面をアクリルにします。これは、集塵(しゅうじん)の様子の確認のためです。丁度、W工房が制作したプレナーの集塵箱のようなものです。便利この上もない優れものです。多少手の掛かる工程は集塵機の口を嵌(は)め込む円形の孔づくりです。当然のことですが、孔が大き過ぎればガフガフになり、逆であればホースの口が入らないことになります。何れも役に立たないものです。
凡そを糸ノコで切り抜き、微調整はサンダーでします。木部の接合は接着剤を塗布した後にビス留めです。アクリル板は下穴をあけてからです。
本来は簡単な作業ですが、満足度は60%どまりです。加工の結果が醜(みにく)いことと、目違いの発生です。仮組みのときにはピタリとフィットしていたのですが、いつものように本番では目違いが出ます。不思議な世界です。
勿論(もちろん)、この目違いはフェンスとしての機能には然程(さほど)影響のあるものではないようです。それでも微調整します。見ているだけでクラクラしてきます。何よりも恥ずかしくもあります。
しかし、T字部分の直角確保だけは譲(ゆず)れないところです。このJIGの本質のようなものです。特に、アリ組み(ダブテール)加工の際には、この角度の誤差が正直にあちらこちらに反映します。
何とか、ある程度の精度は確保したようです。今日は土曜日です。昼前に来客がありました。今日の工房活動を終えることにしました。
このトリマーやルーターではさまざまな切削加工が可能です。特に、框(かまち・・・四角い枠)をつくる際のコーナーの処理に適しているようです。
特に、「雇い実(さね)留め加工」などは、鑿(のみ)と鋸(のこぎり)だけでは、素人にはほぼ無理です。昔の職人さんの、途方もないレベルの高さを思い知らされる加工です。しかし、今は素人にも可能な文明の利器のようです。ところが、効率的な加工には、それぞれの内容に応じたJIGを準備する必要があります。
加工手順の構築や、寸法等のデリケートな設定が伴います。また、現代の利器を使ったとしても、最終的には、定規に紙2~3枚を挟(はさ)めての寸法調整が伴うようです。
立体的なものをつくることはパズルを解くことに似ています。しかし、難しそうなことは面白そうなことと一致しているようです。
やがて、試作品のトンチンカンな箱がたくさん出来ることになりそうです。昨日、今日は、その遠大な企ての第一歩ということになりそうです。
千里の道も、最初に踏み出す一歩からなのです。乞う、ご期待です。
2011/05/14(土)
17:40