「園芸事情」・・・弱点

今日もぐずついています。ここ数日続いています。芽吹きが盛んです。いつの間にか八角蓮が5~6cmにもなっています。

衝動買いではないのですが、昨春、田舎の「道の駅」で求めました。フキ(蕗)、シドケ、 サンカヨウ(山荷葉)、ワサビ(山葵)、ギョウジャニンニク(行者大蒜)等と共通な因数がありそうなことから一鉢入手して、大きいイチイ(一位)の下に大切に植えました。

つい昨年植えてばかりです。衰えたというものの、その場所は記憶しています。毎日気をつけて観察してきました。しかし、そのようにして植えたものがたくさんあります。

何れも毎年出る宿根草です。それらが土の表面や枯れ草を破って出ているのですが、何がなんだか解らなくなっています。

勿論、1~2週間を経ることでその正体は明確になるのですが、芽吹いた瞬間からは成長を遂げた姿を想像し難いものです。まだまだ修行が足りないようです。

更に、植えた位置も曖昧になっています。毎年のことですが、記憶している場所と30cmも離れたところにニョキニョキと姿を見せるのです。

丁度、雪が降ったときと同じです。いつも見ているものを瞬間的に隠されると、そこにあったものが何であるかかが解らなくなる状態です。

街を歩いていてもそうです。いつも通っている道が突然空き地になっていることがあります。以前、そこにどのような建物があったかを思い出せないのです。老化現象のようではありますが、これは、人間の記憶力の弱点のようでもありそうです。



「工房事情」・・・梅木さん

台の下ごしらえを昨日終えました。今日は愈々(いよいよ)、接着剤(糊)をつかっての組み立てです。勿論?接着剤なしでもガッシリと組まれてはいますが、念のためです。

仮組みしていたものを一旦解体します。糊(のり)を塗布した後では手の届き難い部分も出てきます。テーブールソー等で付着した潤滑油等を削除します。

糊づけの前に準備です。水を入れたバケツ、雑巾、皮剥ぎ(かわはぎ)、クランプ等を手元に置きます。雑巾と皮剥ぎは食(は)み出た糊の削除に使います。以前見たビデヲでは鑿(のみ)を使っていました。直角で先端が薄くなっていることで重宝します。

糊づけには、作業者を急(せ)き立てる力がありそうです。糊を塗布した後には即組み立てたくなるのです。しかし、その瞬間に落とし穴が待っています。

部材の前後左右上下の関係の勘違いです。これらの何れも同じ寸法であれば然程の問題はなさそうですが、誤って固定したときは悲惨です。

今回のようなホゾ組のときにはそれぞれが相関関係にあります。一旦固定したものの復元は困難です。組む前に何回も確認してからの本組みを励行しています。

勝負を分かつ一瞬です。仕方のない作業手順です。糊付け後はクランプでビシーッと締め付けます。仮組み段階とは全く違うフィットになります。

殆(ほとん)ど部材は直交関係にあります。クランプで締め付けることでそれぞれが直交関係になる筈です。しかし、四角形の対角線ほ計測すると数mmの誤差が発生しています。おそらく、クランプを締め付ける力の不均衡が作用していたようです。

不満足ながらも、主要フレームの固定を終えます。当初は完璧を目指したホゾ組みでしたが、いつの間にか不満足に妥協するプロセスを経ていることに気付きます。しかし、その不満足の殆どは、これからの微調整段階で解消できそうでもあります。


もはややり直しのきかない段階で矩尺(かねじゃく)をあててみます。ほぼ直角を呈しています。自己採点では76点あたりでしょうか。

困ったのは格子組(こうしぐみ)です。数箇所のそれぞれが同一直線上にあることが不可欠の組み方です。仮組みの際には完璧であったものが糊付けの段階で妖(あや)しくなります。おそらくこれも他との相関関係によるものらしいです。

生じた隙間の処理は埋木(うめき)をすることになりそうです。因(ちな)みに、このようなダラシナイ加工をする、未熟な腕前を称して「梅木(埋木)さん」というようです。今回は、さしずめその「梅木さん」に甘んじることになります。達人のI氏から伝授された、木工世界の裏話です。


3月11日の皆さんに殉じて伸ばしたつもりの「髭(ひげ)」でした。既に1ヶ月半も経ています。だいぶ伸びています。多くの皆さんが『ご老人』と呼びます。K社長から昨晩も『ご老人さんはお出でですか。』の電話をいただきました。

話の内容は、単に、『灰はありますか。』です。ジャガイモを植える際に木灰(もくばい)を使うのだそうです。薪ストーブから排出されることを知っているようです。またまた面白いことをやるようです。困ったものです。

夜になって、頻(しき)な雨になっています。良い傾向です。

2011/04/23(土) 19:18