今日はやや寒い日です。台風のように強い風です。しかし、生垣の椿(つばき)が咲き出しています。

テレサテンが歌った『♪つばき咲く春なのにあなたは・・・』のように、椿も春の代名詞です。この寒さもまた春の象徴なのかも知れません。

昼前外出しました。数年ぶりで行った先の駐車場はガラリと変わっています。元気なIK氏とお会いしてつい長居をしてしまいました。

帰路のラジヲで雪の予報を聞きました。嘘(うそ)だろうと思っていました。しかし、帰宅後間もなく降ってきます。驚きました。

午後はその雪の中の工房活動です。勿論薪ストーブを焚(た)いてです。単なる肉体は寒さに耐えることは出来そうですが、弱い意思力はぎこちなくなります。

簡単な作業なのですが億劫(おっくう)になります。また、想像力と行動力が萎縮(いしゅく)する傾向があります。適度な暖というのは、或いは食事をとるのと同じことなのかも知れません。



箱のようなものをつくっているところです。悠長(ゆうちょう)な進捗(しんちょく)の中、昨日、「ホゾ」の一応を終えています。一応、というのは、たいていの場合は微調整が伴うことからです。

今日は相手側の「ホゾ孔」づくりです。これは、既に完成している「ホゾ」の位置に合わせます。この位置はホゾの加工よりも精密さを要求されます。

勝負の瞬間です。「墨付け」を慎重にします。これは、孔をあける場所へのマーカーです。孔は8本のフレームそれぞれに2箇所ずつの16箇所です。

すべてが同じ条件です。他に追随を許さないツールは2丁の「毛引き」です。一旦期待する寸法を記憶させることで、その16箇所に的確にコピーできる昔から伝えられている優れものの道具です。その「墨付け」後が愈々の孔掘りです。

ツールは、数年前に取得した簡易角鑿(かくのみ)です。これも優秀な道具です。しかし、所詮は簡易のものです。15mmほどを掘り込む過程でモクモクと煙を発します。そして先端の刃先が触ることが出来ないほどの熱も発します。


冷却期間の休み時間もまた貴重です。その間に、鑿(のみ)を使って開けた孔の微調整ができます。

将来をイメージしての舞台裏の作業です。この段階はまだ不安が付きまといます。実際に組み立てるまではOKの出すべきではないのです。

そして愈々の組み立てです。勿論、仮組みです。頓珍漢(とんちんかん)な矛盾は無さそうです。何とか成功のようです。当たり前、といえば当たり前のことですが感激を味わう一瞬です。

概ねの下拵え(したごしらえ)を終えたことになります。これから先は、然程の神経の伴わない単純作業の筈です。

今後の当面課題は4方の側面(幕板?)を如何(いか)にするかだけのようです。安易の見通しのようではありますが、もはやゴール近しです。その構造は、今晩ゆっくり考えることができます。


夜になっても雪です。積もることは無さそうですが少し不安です。鉢植えのシンビをまだ庭に出したままです。一進一退であることが春の定義なのかも知れません。

2011/04/19(火) 20:23