「園芸事情」・・・春告げ花

昨夕からの雨がダラダラと終日続いています。昨日、「雪囲い」の覆(おお)いの萱(かや)だけは外しました。その後から降り出した雨です。

乾わいていた萱がふたたび濡れることがありませんでした。また、木々の葉が春雨に洗われています。タイムリーの作業だったようです。

昨夜半から続いている停電もあります。今日は園芸活動と工房内の掃除です。勿論、雨の小康状態を狙ってです。この冬期間、シンビ、デンドロ、パセリ、アロイ、コケ等々を廊下や工房内に避難させています。避難、とはいうものの、ヒバの微粉末に塗(まみ)れ、極端な乾燥に耐えていただきながらです。

ここ暫(しば)らくは極端な氷点下にはならないようです。恵みの雨にあてることにしました。外に出して数時間経つと大変身します。埃(ほこり)が洗い流され水分を吸収しているのがよくわかります。

特にシンビは咲く寸前のものもあります。花からの蒸散量が多いことで水不足が厳禁です。水不足の条件下で咲いた花はすぐにポトリと落ちるようです。どうやら滑り込みセーフのようです。そして工房もカラリとしました。


融けることを遠慮していた庭の残雪も昨晩からの雨で殆ど無くなっています。大きい木の下を窺(うかが)うとカタクリが見えます。何十年も前からひっそりと咲いている春告げ花です。厳しかった冬でしたが、今年もやはり春は巡ってきました。

当地のマヨキ(前沖)に浮かぶ島にも咲いているようです。明日から鑑賞会が開催されるようです。島には船で渡ります。多くの皆さんに楽しんでいただきたいところです。ま、身体障害者としては庭にひっそりと咲く紫の花で満足することになります。

驚くのはアイヌネギです。つい先日、出たばかりの芽を確認したばかりです。それがここ2~3日で逞(たくま)しく変貌(へんぼう)しています。特有の赤い根元を見せるとともに、先日見た3~4倍の大きさになっています。

このアイヌネギは春一番に芽出しする中のひとつです。他の草花や木々の葉がまだ芽吹く前の一瞬を狙って成長するようです。間もなく他の植物が日陰をつくります。おそらく、この初春の一瞬に一年間の栄養を蓄えるのかも知れません。


川原に出てみます。雨が山の雪融けを促進させ、川は水嵩(みずかさ)を増しています。日当たりのよい川原です。草花は一斉に芽を出しています。特にニホンサクラソウ(日本桜草)が壮観です。

サクラソウは株分けが必要と聞いています。先日、ごく一部は株分けしていますが、殆ど手を掛けていませんでした。このグジャグジャとした無数の芽では、まだ新しい芽が育つ余地があるのかもしれません。ホッとしているところです。


「震災事情」・・・二人の世界

昨夜からの停電は午後には回復しました。困ったことは、回復の予定の情報がないことです。つい、先日のように数日も続くように思ってしまうのです。14~5時間ぶりに回復したとき、「もうついたのか」、と反応してしまいます。

一ヶ月前のトラウマがまだ健在のようです。その情けなさに苦笑します。しかし、東北全体ではまだ95万世帯で停電中のようです。それを考えると不謹慎のようでもあります。

当地区と眼と鼻の先のトンネルの中で新幹線が立ち往生しました。怖いです。怖い、と思うとさまざまな懸念(けねん)が次々に湧いてきます。そのひとつが青函トンネルです。大陸のプレートが日出ずる国の地下にめり込んでいるときです。北海道のH女子には「必ず飛行機を使ってください。」と訴えています。

話しは飛びますが、先般、東京にお住まいのT氏からいただいた情報では、この青函トンネルにも想像を超えるレベルの隠された現実が伴っているようです。折を見て是非ご紹介したいところです。


包括的核実験禁止条約(CTBT)機構準備委員会は、日出ずる国から発信された放射能が北半球全体を覆い尽くしたことを発表しました。例によって、今は人体には影響のないレベルだそうです。しかし、このままでは済みそうにはないようです。

好むと好まざるにかかわらず、世界中が運命共同体のグローバル時代です。フランス、アメリカ、ロシアをはじめ世界各国も本気になってこの収束に参加せざるを得なくなっています。

世界中が震災の影響を受けている中、当地で「チャリティー入浴祭」を企画したそうです。明日と明後日の2日間の昼時間、当地区の主だった旅館の温泉に100円で入浴できるそうです。その入浴料を義捐金にする仕掛けです。ここ半世紀、早朝の沐浴を励行してきましたが、明日は昼の湯浴(ゆあ)みを楽しみたいところです。

また、例年開催している春のイベントの開催も決まりました。明後日の10日は、マヨキ(前沖)の島に祀(まつ)られている弁財天(べんざいてん)の大祭です。また、早くもねぶた祭りの日程も決まりました。7月は16日と17日、そして8月14日です。

残念なことは、これまで、それらのどの行事にも参加経験が無かったことです。若い頃にはお仕事に無我夢中でした。そして今は歩行困難の状況です。しかし、可能な限りのお手伝いは心がけるつもりでいます。それぞれ、是非賑(にぎ)わっていただきたいところです。

他方、花の都では、「二人の世界」を歌った俳優の兄さんが自粛の号令をかけています。何れのステータスであるにせよ賛否はあります。しかし、1ヶ月を経た今では経済の沈滞への憂慮が表面化しています。いよいよ国の舵取(かじと)りの正念場です。


新年度がスタートしました。明晩はご栄転されたK先生の祝賀会です。師弟、先輩後輩関係だけの集まりです。稽古をつけたりもらったりの間柄です。無防備に旧交を温めるメンバーに出会うのは久しぶりです。夕刻になって青空です。雨上がりの緑は殊更に美しく輝いています。

2011/04/08(金) 19:14