昨日、両陛下の被災者慰問について触れました。その記事の取り扱いについて見守るところでした。案の定でした。当地の朝刊では17面に扱っています。それもほんの少しのスペースです。見方によれば3面記事以下の取り扱いです。

他方、全国版のテレビではどの局もトップニュースの取り扱いです。当然のことなのです。この落差が奥州最北端の地方紙の感性です。田舎新聞とはいうものの、困ったものです。


日中は10℃ほどの麗(うらら)かな日です。雪融けが進んでいます。雪囲いを外したいところです。しかし、萱(かや)で囲んだものはまだ雪に埋まっています。

まだまだその段階では無いようです。今日は荒縄で縛っただけの数本の復元にとどまりました。実は、この雪融けの頃に気を使います。雪が融けた瞬間は草花の新しい芽が出るときと一致していることが多いです。

長靴で乱暴に踏みつけるには忍びないところです。その意味では、まだ雪のあるうちに囲いを外すべきのようです。痛し痒しの選択を余儀なくさせられます。


「工房事情」・・・鶯笛2

今日は木工三昧(ざんまい)です。昨日の「鶯笛(うぐいすぶえ)」がそれらしい音を奏でました。初めての試みの結果は、それだけ作業難度が高くない、ということのようです。

しかし、ひとしきりの充実感を味わった後、あらためて眺め直してみると、こうやったらどうか、ああやったらどうか、というさまざまな課題が浮上してきます。

その内容は、加工材の見直し、構造上の工夫、造形、作業の簡素化等です。現在は製材した角材からスタートしています。どうやら邪道のようです。枝からのスタートに正義がありそうです。

構造、というのは強度の確保です。筋交いの取り付けにはホゾ加工も考えられそうです。またダボを使う手もありそうです。


造形、というのは理由付けです。単純なこのままがベストなのかも知れませんが、あるいは、簡単な干支(えと)の十二支や、鳥、植物、人物等を表現しても良さそうです。もっとも、小学生相手の木工教室では、作る本人に工夫させた方がベターのようでもあります。

そして、作業の簡素化というのは、加工手順と使うツールによる合理化の工夫です。もっと効率的な方法がありそうなのです。いずれも考えておきたい課題です。

しかし、今日はとりあえず昨日のパターンのコピーです。2種類の太さの角材を旋盤(ミニレース)にかけて丸棒にします。この丸棒づくりは何回も熟(こな)した作業内容です。6本ほどの加工には然程の時間を要しませんでした。

粗削(あらけず)りをラフィング・ガウジが担当します。その後は100番、240番のサンダーに任せます。加工材自身が回転することでサンダーをあてるだけです。微粉末を発生させるものの、作業時間はほぼ一瞬です。旋盤の無い頃とは別次元です。

一旦、丸棒をつくった後、W工房にお邪魔しました。スライド丸鋸(まるのこ)とボール盤の按配(あんばい)もありますが、情報収集もあります。

お邪魔すると達人のI氏がお出でになっています。やはり、さまざまな課題に挑戦しています。参考になるものばかりです。特に、手作りのJIG(治具)が見事です。

丁度、ダブテール(dove tail)加工をしています。「鳩の尻尾」加工です。難度の高い加工です。実は、近い将来、このダブテール加工が待っています。

具体的な作業内容をイメージしていたところでした。昔の大工さんがこれを鋸(のこぎり)と鑿(のみ)だけで仕上げたことを想像すると驚きです。


今はルーターがあります。しかし、それでも難しいジャンルです。紙一枚の厚さのコントロールが成功と失敗を分けます。

それを簡単にこなすJIGが登場しているようです。それを使うことで何とかなりそうです。さまざまな情報をいただきました。

結局、「鶯笛」7個分の基本加工を終えました。昨日のコピーとはいうものの、多少の変化を持たせています。本体の孔加工は12mmと昨日と同じですが、吹口と鳴口には6.5mmのビットを使ってみました。

実際に音を出してみると12mmとほぼ同じです。しかし、微妙なレベルの変化があるようです。

本体の鳴口の位置も多様にしてみます。この位置は音程に関係しているようです。さまざまな相関関係が少しずつ浮上してきます。想像の範囲ではなく、実際に試すことで明確になることを実感します。

本体と吹口のなす角度を50°にしました。それを見て、W氏から『45°でも良いのではないか』、の提案があります。即、1個だけを加工し直します。やはり、問題の無いことが判明します。

50°と45°はほんの5°の違いです。これは筋交いの加工に反映する値です。実際の加工作業では大きく増幅されます。全体の修整を考えることになりそうです。帰宅の際、数種類のJIGを頂戴してきました。


明日は今日よりも暖かくなるようです。必然的に?今日よりも能動的になりそうです。

2011/03/31(木) 18:34