
「園芸事情」・・・福寿草
10℃近くの気温になったようです。そして午前中は良い天気です。今日は生垣(いけがき)の手当てを決意しました。屋根雪の落下で殆ど90°に折れ曲がっています。凄惨(せいさん)でした。
何十年も問題は無かったのですが、2~3年前、工房を建設したことで事情が変わりました。折れたものは鋸(のこぎり)で切り落とします。曲がっているものは、無理やり立ち上がらせて麻縄で固定します。ポッカリと孔があくところも出てきます。
腕の良い植木屋さんはこれを見事に修復するようです。近くの枝を他に絡(から)めながら誘引し、孔を塞(ふさ)ぐのです。勿論(もちろん)その域ではありませんが、何とかなったようです。
夏ころには相当な回復を見せる筈です。ほんの5~6mに4時間も要してしまいました。久しぶりのビッショりの汗です。
ここ数日の暖かさで雪融けが顕著です。一昨日にはまだ雪に覆われていた場所には土が見えています。驚きです。
つい先日確認した「フクジュソウ」が既に咲いています。春一番に咲くだけに待ち遠しかった一瞬でした。まっ黄色です。それも数箇所に見えています。
実際にはたくさんの株がある筈です。これからの毎日がその確認になりそうです。
「工房事情」・・・春告げ鳥このところのテーマは「音を楽しむ玩具」です。その中の「笛」です。まず音を出すことが当面の課題でした。先日、漸(ようや)くそれらしいものに辿(たど)りつきました。
ホイッスルのような音です。初めての試みであっただけに感激すること頻(しき)りです。しかし、一応の完成を確認した瞬間に、即、次の課題を探したくなります。多情なのです。
意味合いの角度は多少異なるものの、『這(は)えば立て、立てば歩めの親心』の心境に似ています。
そろそろ春らしい春になります。当然のように、次の課題は「春告げ鳥」の「鶯笛(うぐいすぶえ)」以外には無さそうです。
この「鶯笛」は、手に持ったことも鳴らしたことも記憶には無い玩具です。しかし、その存在は知っていました。江戸家猫八の影響かも知れません。どのような構造になっているかが全く解りませんでした。
例によって、何でも知っているWEBにお尋ねします。先人の皆さんのたくさんの力作が紹介されています。いつもながら流石(さすが)です。
理屈はよく解らないものの、とりあえず作ってみることにしました。今回も試行錯誤がゴールに導いてくれる筈です。殆どは竹を材料としています。しかし、敢て青森ヒバで試すことにします。まず、丸棒づくりからです。ほんの1~2分で仕上がります。
次は孔あけです。貫き通しの孔です。これもボール盤を使うことで一瞬です。12mmのビットにしました。それを適当な長さにカットします。WEBの解説には正確な寸法を示していますが無視します。今回は様子見のつもりです。アバウト(about)で十分なのです。
次は細々とした加工になります。本体のほぼ中央部分に音を出すための孔を1箇所あけます。これには8mmのビットを使いました。そしてその孔の面を平面化します。これにはふたつの理由があるようです。ひとつは音色のためです。
そして組み立てを考えてのことのようです。実は、固定には接着剤を使うのですが、そのままでは接着面積が小さいのです。さらに、1方が木口(こぐち)になることから接着剤が本来の力を発揮しないことが理由です。
接着剤を使う前に音を出して取り付け位置を確認します。ピーッとした音の出るポイントがあります。微妙な位置の変化がスー、スーとなったりピーッとなったりします。その位置を記憶しておいて接着剤を塗布します。
しかし、ここでも問題があります。固定する両者の材が斜めになっていることでクランプが使えないのです。当然のように、手がクランプです。この笛づくりの最も過酷な作業工程です。じっと6~7分耐えることで何とかなります。しかし、往々にして、いつの間にかズレていることがあります。音の出ないポイントで固定してしまうと大変なことになります。ときどき吹いて音を確認し、位置を修整することになります。
しかし、十分な乾きを待つことなく吹きたくなるものです。勿論、「ホーホケキョ」を期待して、です。吹いてみるとすぐにコツが理解できます。
1回目の試しづくりで成功したことになります。拍子抜けの感があります。尤も、小学校3~4年生が15分ほどで完成できる工作難度です。当然といえば当然のことなのです。
「ホーホケキョ」の演奏には指使いが伴います。「ホーホ」の低い音程は孔を指で塞いで吹きます。そして「ケ」の高い音は指を離し、「キョ」は再び孔を塞ぎます。
先日つくった笛は、その「ケ」だけの音だったことになります。今回は、他の低音も演奏可能です。その意味では今回の作品の方が優秀なようです。
演奏については、最初は下手でも良いのです。ウグイス(鶯)自身であっても啼き始めは「ホーホー」や「ホキョ」等と下手です。春の山でその幼い啼き声を聞くと微笑(ほほえ)ましくなります。山に入る楽しみのひとつです。
それが、やがて夏の終わり頃には見事な啼き声に変化しています。練習の賜(たまもの)です。しかし、この「鶯笛」を上手く吹く(演奏)するには然程の時間は要しない筈です。
「鶯笛」は、本物のウグイスを呼び寄せる笛でもありそうです。よく解りませんが、縄張り意識が強いことで、他の啼き声に対して威嚇する習性があるからのようです。
明日から、徹底的に吹くことになりそうです。ご近所の皆さんに、『もうウグイスが啼いている。』、と思われることでしょう。結果的に「騙(だま)す」行為になります。多少の後ろめたさを背負いながら吹くことになります。
本家の両陛下が被災地を慰問されました。体育館らしきところの床に膝をついてお声をかけておられます。見ているこちらに涙が出てきます。
両陛下も電気を節約しておられるそうです。もったいないことです。財務大臣のお祖母ちゃんの詠んだ、『・・・おおみずからは出でまさね・・・』とは異なる有難さが伝わってまいります。
2011/03/30(水)
19:25