日中は10℃にもなったようです。午後からは曇ったものの、外出した午前中は今日も青空です。実は、3月11日から気になっていた散髪の断行の外出です。

不謹慎とは思うものの、毎日の被災情報を見て気付いていることがありました。画面に出るどなたのヒゲ(髭)も毎日顕著にのびていることです。ヒゲどころでは無い生活を強いられていることが伝わっていました。

その様子を見ると、奥州最北端には居ても、とても散髪どころではありませんでした。その程度は殉じる思いが働いてきます。その結果、いつの間にかモジャモジャになっていました。

しかし、ここ2~3日は自衛隊の風呂の提供があり、ボランティアの散髪屋さんも登場しているようです。数パーセントですが、ヒゲの処理の跡が見られるようになっています。

その状態を感じて散髪に踏み切りました。しかし、これまでのヒゲが勿体無くなり、たてることにしました。初めてのヒゲです。様子がよく解らないことで散髪屋さんのコーチをいただくことになりました。

帰宅すると皆さんに笑われます。おそらく見馴れないことによるようです。しかし、不満足であれば何時でも剃(そ)れるものです。しばらくは3月11日に思いを残して置くつもりです。


「工房事情」・・・やはり

今日の工房活動はお休みです。しかし、先日つくった「笛」が気になります。ひとつは生木(なまき)のツバキ(椿)でつくった笛です。つくった当初はピーッと良い音色を奏でていました。しかし、乾燥のすすんだ行く末が解りませんでした。

見ると、空気の出口が塞(ふさ)がっています。吹き口が閉じていることで音が出るどころではないのです。よく見ると、12mmの丸い孔も歪(ゆが)んでいます。やはり駄目でした。

次は木口(こぐち)の「割れ」の確認です。一般的には芯(しん)を持った材は木口から割れがすすむ傾向があります。しかし、割れの入りやすい木とそうでない種類があるようです。

また、乾燥の仕方やそれに要する時間にも左右されるようです。その意味では今回のイチイ、エンジュ、青森ヒバには割れが入りませんでした。

問題はスモモ、アカシアです。何れも伐ってから半年ほどの雑木です。先日カットだけしておきました。またまたやはり、です。スモモは放射状に割れが入っています。アカシアはあちらこちらの12~13箇所に入っています。

これまで外の資材置き場(薪小屋)にあったものです。それを暖房のある工房に急に入れたこと、そして短くカットしたこと等で急激に乾燥が進んだことも作用しているようです。またまたのやはり、です。


午後、K社長がお出でになりました。『明日被災地に行ってきます。子供のお土産に玩具が良さそうです。』、と言います。お隣の県の村長さんにお会いするそうです。

実は、KUROOBIとしても今回のお見舞いを考えていたところでした。しかし、義捐金をまとめるのが赤十字であることがブレーキをかけていました。

これまで何回も不正流用があっている赤十字です。金の集まるところには必ず不正が巣食うのです。些少(さしょう)な額ではあっても、とてもお見舞いを送る気にはならなかったのです。

今回は、直接、K社長はじめ旅館組合のアクションです。皆さんが存知よりの方々です。早速お届けしてもらうことにしました。玩具(おもちゃ)は小学校前の子供をイメージしたものです。残念ながら、作り置きはほんの少しでした。ご勘弁願うことになります。

実は、この玩具は地元の子供たち用として作り置いています。夏祭りにお披露目するつもりでした。今回はお隣の県の子供たちに届くことになります。何れであっても、本来の目的はまったく同じです。

寧(むし)ろ、このような環境の子供たちにこそ遊んでもらうことが本来なのです。少しでも気を和(なご)ます手立てになれば満足この上無いのです。

地元の子供用を作る時間はまだまだたくさんあります。逆に、またまた充実した時間を楽しめることに感謝することになります。

2011/03/29(火) 18:42