まだ薄暗い早朝、外に出ました。パッと明るい銀世界です。アスファルトへの積雪量はさほどでは無いのですが、どの木々にもタップリと纏(まと)わりついています。

一時忘れかけていた冬の現実をまたまた見せ付けられます。

「よく解らないこと」・・・Hz

津波の爪痕(つめあと)に心が痛みます。被災者は勿論ですが、原子力発電所の手当ても大変な状況です。唖然(あぜん)とします。

しかし、原発の現状には人災の要素もありそうです。今は地元住人の安全確保が最優先です。その後に原子炉の復旧作業です。やがては国と電力会社の責任追及に及びそうです。

福島発電と東京の電車の関係がよく解りませんでした。どうやら、東京で使う電気は福島から送られているようです。しかし、電気に弱い素人には疑問があります。首都圏を取り巻く各方面から電力を調達すれば解決できそうなのです。

昼前、東京にお住まいのT氏から電話がありました。即、お訊きしました。『50Hz(ヘルツ)と60Hzの違いがフットワークにブレーキをかけている。今時の文明では考え難いことです。』、と、電力会社のこれまでの無策ぶりを指摘します。

Hzについて調べてみました。富士川を境にして東(北)側が50Hzで南(西)側が60Hzです。韓国の38°線のように、真っ二つに分かれています。

これは明治の時代に輸入された発電機に端を発しているようです。ドイツの50Hzを採用したのが関東、アメリカの60Hzを採用したのが関西だったそうです。

首都圏以西は60Hzです。目の前ある電気が使えないことが皮肉です。T氏は続けます。『家電製品でも今は50Hzと60Hz併用になっている。国の根幹にもかかわる電気の統一化に、これまで着手しなかった経営陣の責任は大きい。』と訴えます。

更に理解できないのは、そのHzの違いが話題になっていないことです。終日のニュースにもかかわらず、です。

やはり裏の力が働いているようです。しかし、多くが学習した以上、早晩、「Hz問題」はクローズアップされる筈です。


放射能漏れが発覚して新しい動きがあるようです。即、お勤め先に辞表を出し、南国に一家転住した方が居ます。間もなくの大きい動きが展開しそうでもあります。





「工房事情」・・・片開き戸

不謹慎さを感じながらも、「収納ケースづくり」をすすめることにしました。まず棚(たな)づくりです。簡単なものですが、それなりの葛藤が伴います。

棚板を固定するか否か、そして滑り止めのガードをつけるか否か等です。結局、滑り止めはつけたものの、棚自体は脱着可能にしています。固定はいつでもできるからです。

今日のメインテーマは「戸」です。話は飛びますが、さまざまな名前の戸があります。我が家で見るものは、障子(しょうじ)や襖(ふすま)の「引き戸」、トイレの「開き戸」、風呂場の「引き込み扉」、仏壇の「開き戸」と「折り戸」を合体させたもの等です。

「開き戸」で左右両側に開くものが「観音開き」で、一方だけに蝶番(ちょうつがい)がついたものが「片開き戸」というようです。今回の「収納ケース」にはその中の「片開き戸」を採用することにしました。

材料は本体と同材の青森ヒバです。厚さは3分板をカンナ(鉋)がけした8.5mmほどです。軽量です。両開きの「観音開き」も考えましたが、「片開き」でも蝶番にはさほどの負担はかからないようです。


しかし、この「片開き」には戸を開けるための、ケースの前の空間を要します。時折垣間見に来る助手が『観音開きで、左右のそれぞれが2つに折れるのがどうでしょうか。』、と呟(つぶや)きます。

接着剤を使った後です。この段階での進路変更には結構な気力が伴います。次回の楽しみにしました。

数枚の板を接(は)ぎ合わせます。定盤(じょうばん)に登場願いました。達人のI氏から譲られたツールです。これまでの平面の確保は床でした。それも多少の凹凸のあるものです。文化的な作業を実感します。

接いだ板の補強のためフレームを取り付けます。接着剤を使うことで、たくさんのクランプが出張ります。一時期は、大小合わせて20個近くが力を合わせました。


暮れて再びの雪です。ノソノソと降っています。明後日までは、最低最高とも氷点前後2~3℃のようです。普段は気にもしない状況が、今は特別厳しい条件に感じられます。

2011/03/16(水) 17:38