工房活動の紹介どころではない津波です。昨日はつい、必要でもないヘルメットを斜にかぶるうら若いアナウンサーのファッションショーに触れてしまいました。

勿論、影に控えているデレクターの指示であることは明白です。やはり、各方面から顰蹙(ひんしゅく)を買ったようです。流石に今日は皆無です。当然のことです。

洞爺丸(とうやまる)は、死者・行方不明者あわせて1000人余りでした。しかし、今回はそのレベルを遥かに超えています。波に浚(さら)われて各地に流れ着いている数のそれぞれが1,000仏以上だそうです。大変なことです。

直接の被害の少ない今日の当地はひっそりとしています。その中の避難勧告です。忙しなく移動する車が、『潮位が下がっています。高台に避難してください。』を伝えています。

変だな、とは思ったものの、外に出て家の前の川を窺いました。やはり、潮位の変化は無いようです。ところが、近くの保育園の先生やご年輩とお住まいの皆さんも集まってきます。

『宣伝カーが何を伝えているのか解りません。どういうことでしょうか。』、と問われます。知っている範囲でお答えします。


『引いた潮位には反動が伴います。そのための避難勧告のようです。』、と。しかし、実際にはデマに近かったようです。一旦避難勧告はしたものの、太平洋側では即解除しました。

ところが、当地は今もって解除されていない状況です。本質を見失っているお役所仕事に困ること頻(しき)りです。とは云うものの、修羅場を経ていないお役人としては仕方の無い姿のようです。


町全体の静寂さを感じながらも、そして、不謹慎とは思うものの、ラジヲを聴きながらの工房活動です。やはり、集中力の散漫さを感じながらの作業です。

昨日から手をかけ始めた「ビットの収納箱づくり」を続行することにしました。当初は釘(くぎ)を使う簡単なつくりにするつもりでした。しかし、いつの間にかに「ホゾ加工」変更されています。

「ホゾ加工」は出っ張っている「ホゾ」と溝(みぞ)の「ホゾ孔」がセットになります。「ホゾ」の加工にはテーブルソーに出張っていただきました。このところ頻繁に表面に出ているツールです。寸法の設定に誤りがなければ強力な助っ人です。


問題は「ホゾ孔」の加工です。「角鑿(かくのみ)」の登場です。ドリルにスタンドをつけただけの「簡易角鑿」です。

実は、先般、『優秀な角鑿を手に入れようか。』と、達人のI氏から薦められていました。結局、I氏の手元には届いたものの、KUROOBIは次の機会を窺っている最中です。

しかし、「簡易角鑿」と雖(いえど)も手鑿(のみ)とは比較の出来ない優秀なツールです。多少の眼違いはあるものの、何とか予定通りの結果を得ます。

設計図を持たないスタートです。その瞬間、その瞬間の判断に基づく加工です。やはり、「こんな筈では・・・。」の場面に遭遇します。勿論、その殆どはいくらでも解決可能の類(たぐい)です。妥協の如何は明日の決断に委(ゆだ)ねます。

完成が目の前にあることから足踏みしたくなります。後刻には修整できない忘れ物の確認に時間をかけることも作品づくりの工程に含まれるのです。


今日もやや暖かい日です。明日からの最低気温が再び零下3~4℃と低くなりそうです。即、孤立している地震被災者に思いが馳せます。

所在が解っているにも拘(かか)わらず支援物資を届けることが出来ないことにじれったさがあります。優秀なヘリコプターが活躍できそうなのです。あるいは、さまざまな事情に縛られているのでしょうか・・・。

2011/03/14(月) 22:15