停電のため、昨日の日記はお休みしました。つい一昨日、地震について疑問を投げかけたばかりです。嘲笑をいただいたむきもありましたが、結果的には核心に触れていた筈です。

結局、奥州最北端を含めた白河以北がテーマの外に取り扱われてきた結果です。情報の隠蔽(いんぺい)が被害を大きくしているのです。

丁度、参院予算委員会を聞きながら納入する作品づくりをしている最中でした。内閣がやり込められている中、『間もなく大きい地震がきます。』の予報です。初めて出会う「地震予報」です。妙に新鮮です。それから7~8秒後の揺れです。そして間もなくの停電です。

日課の作業は「焼印押し」の直前です。手も足も出ないことに気付きます。夕刻に納入するものを夕刻に仕上げるサイクルのツケをいただくことになりました。


その後丸一日続く停電です。石油ストーブが使えないことから、夕食は、薪(まき)ストーブのある工房でいただくことになりました。

そして灯りは蝋燭(ろうそく)5本です。実は、トランジスターラジオから『蝋燭(ろうそく)を使うことは遠慮してください。』のメッセージがありましたが、使わざるを得ませんでした。

今日は電力を使わない作業になりました。「手カンナ(鉋)」を使うこと等はじめなんだかんだあるものです。その中に「ルータービット」の整理も含めました。15~6個と思っていたのが30個近くもあります。実は、収納箱をつくるつもりでした。

しかし、プレナー(自動カンナ)やスライド丸鋸(まるのこ)を使えないことに気付きます。停電が身動きを封じていることに恐怖を感じます。


先ほど漸(ようや)く電気が通りました。即、作業再開です。そしてテレビで津波の様子を見ました。不謹慎とは思うものの、スピルバーグの映画のようなものです。被災者に心からのお見舞いを申し上げます。



しかし、またまた疑問が湧きます。福島の原子力発電所です。東京大学の先生方は、『重大な事故があったことは明白だ。』、と、一般市民に対しての対応策を訴えています。

ところが、国のトップの官房長官には緊迫感が感じられないのです。対する現状認識に最も詳しい発電所の当事者にも温度差があります。

それでも、『正確な情報を収集した後に対応します。』と言います。調査結果が出るまでは内緒の世界です。結局、結果が出るまでは無防備な、後の祭りの方程式です。その、後の祭り以上の国のトップの姿勢です。完全にズレています。困ったものです。

最も状況を把握している発電所の当事者が口を封じられていることになります。尖閣諸島の対応と同じです。学習の機会はこれまで何度もあったのですが、またまたの隠蔽工作が窺えます。

それに抗して、NHKでは、一般市民に対する具体的な対応策を訴えています。流石(さすが)です。トンチンカン(頓珍漢)な世の中の清涼飲料剤にも思えてきます。

事故の原因解明は後刻で良いのです。相手は目に見えない放射能です。予想される最悪の危険度は一般市民にオープンすべきなのです。手順が逆です。

地震や津波の直接的な被災者数と比較することは極めて不謹慎ですが、仮に、最悪のケースであれば、その直接的な数とは比較もできないほどの膨大な数に及ぶことになります。

困ること夥(おびただ)しい国の体質です。切腹の本来の意味はよく解りませんが、何千回切腹しても間に合わないほどのナンセンスさです。早晩クローズアップされることは避けられない筈なのですが・・・。



2011/03/12(土) 20:18