早朝は、屋根に積もっている雪からダラダラと雫(しずく)が落ちています。暖気だったようです。

しかし、明るくなるにつれて、いつの間にかその雫は止んで静かになります。明るい日中ではあったものの、次第に冷えてきました。


久しぶりに庭に出ました。全体的には白一色です。しかし、大きい木の下になっている場所には殆ど雪はありません。「飛び石」の見えているところもあります。ホッとします。

雪のある無しが精神的フットワークに大きく作用していることに齢を思います。

庭のあちらこちらに「ホダギ」を置いています。ナメコとヒラタケを植菌したものです。それらの木口を中心に「エノキダケ」が見えます。

小さい傘でグジャグチャと生(な)っています。この別名は「ユキノシタ」です。


名にしおう「雪の下」です。念のため、覆(おお)っている雪を掻き分けてみます。やはりあちらこちらに群生しています。感動するものの、現実的にもなります。

今収穫しなければ春の雪融けまで待つことになります。ボリュームは無いものの、シャキシャキ感が捨て難いところです。即、収穫です。鋏(はさみ)が活躍しました。

鳥取、島根の雪に驚いています。雪の重みで船が沈む、ということは聞いたことの無いものです。奥州最北端でも、今の少雪は長くは続かない筈です。そろそろ、本格的な雪を迎え入れる心準備はすべきのようです。


工房では今日も漆塗りです。まず、10日ほど前に手を掛け始めた「ケヤキのコップ」です。「拭き漆」仕上げです。何回繰り返したかは忘れてしまいました。だいぶ艶(つや)が出てきたようです。

実は、この「拭き漆」は繰り返す毎に魅力を増します。これで良し、の段階が無いのです。しかし、依頼者もシビレをきらしている頃です。そろそろ完成としても良さそうです。


ついでに、小さいヒバの器等にも塗りました。拙(つたな)い生地(きじ)からスタートした、あちらこちらに斑(ムラ)のあるものです。しかし、その拙さが魅力的でもあります。和(なご)みがあるのです。

例によって、手が漆で真っ黒になっています。見た人はドキッとする筈です。漆の扱いが下手なのです。今のところは受け入れなくてはならない世界です。

「看板」がこのところのメインテーマです。昨日、文字に、1回目の漆をのせました。流石(さすが)に乾燥はまだです。むしろ、乾きに十分な時間をかけることで、「ヒビ割れ」ができ難(にく)い利点があるようです。

「割れ」は、乾燥条件の整った環境でおこるようです。表面と内部の乾きに要する時間差が原因と言われています。しばらくは待つことが仕事です。

白楽天や清少納言ではありませんが、「香炉峰の雪」のように、覆(おお)っている新聞紙を何回も撥(かか)げて乾燥状態を観察しているところです。

2011/01/04(火) 16:02