
新年あけましておめでとうございます。
青空の見える、明るい新年初日の朝です。2日ほど前には100cmの積雪予報です。1mの量というのは希有のことです。心準備をしていたところ、湿った雪がほんの少し降っただけです。拍子抜けはするものの、大いに歓迎するところです。
工房では今日が仕事始めです。とはいうものの、これまでお休みしていたのではなく、昨晩の続きです。仕事始め、というのは、年が改まっての最初の仕事日のようです。

昨年暮れから「看板」をつくっています。殆どの下拵(したごしら)えを終え、昨晩から塗りに入りました。今回初めての試みがあります。地塗り(じぬり)の前の、文字部分のマスキングです。
初めて使う「液体マスキング」です。 期待と多少の不安もあるところです。この部分には将来、漆(うるし)が施されます。地(じ)のウレタンが文字部分に侵略しないための工夫です。
昨日、地(じ)の塗りを開始しました。裏面から手をかけました。白木(しらき)に塗装すると、木肌が立ち上がる傾向があります。1回目は特にそうです。その手当をしながら、昨晩のうちに、裏面に2回塗り終えました。
今日の朝、表面の1回目、そして昼に2回目です。回を重ねる毎に雰囲気が変わります。白っぽい淡黄色から、次第に飴色(あめいろ)に変わります。感激します。そして透明感のある光沢です。

特に、節(ふし)や素直な目でない部分に惹(ひ)かれます。また、明確化する木の目も圧巻です。
木の鑑賞は、この世界にある、と言われています。と同時に、これからの仕上げ塗りに緊張することになります。
これから一昼夜、乾燥を待ちます。3回目の塗りについては明日の判断に委(ゆだ)ねます。実は、「仕上げ塗り」用の「木固エース」も準備しています。これもまだ使ったことの無いものです。
今日は家を離れて遠方に来ています。明日の再会が楽しみです。今年もまた新しい世界に足を踏み入れるつもりです。・・・結果の如何は問わず、です。