今朝のN局の天気予報で、『ここ数日の季節外れの陽気・・・』と言っていました。よく解りませんが、近年には無い陽気のようです。しかし、大陸からの低気圧と南東からの高気圧で、今日の早朝はパラパラ程度の雨です。ご近所のご婦人が、『久しぶりの、折角の雨です。もう少し欲しいですね。』と言います。

じっと我慢した末の喜びではあるものの、その細(ささ)やかな満足が、更に大きい喜びを欲求するのです。丁度、玩具(おもちゃ)を見せられた後に取り上げられた子供に似ていそうです。


この陽気で、庭は顕著に変化しています。数日前から気配のあった「一人静(ひとりしずか)」がジャーンと咲いています。この名前は、義経との別れに際して、『吉野山峰の白雪・・・』と詠った「静御前」に関係ありそうです。白い、煙突掃除器のブラシのような花です。一輪だけ咲くのが「一人静」です。「茶花(ちゃばな)」です。


我が狭庭に同化する数少ない花のひとつです。話は飛びますが、この「一人静」が終わる頃に出るのが「二人静」です。この花はsingleではなく、2輪、3輪の花をつけます。2輪以上、何輪つけても「二人静」です。

「山芍薬(ヤマシャクヤク)」がリョキニョキと芽生えています。既に、ポツリポツリと蕾(つぼみ)をつけています。このヤマシャクヤクは、友人、知人から到来したものです。地植えよりも、鉢植えの芽だしF10日ほども早いです。


朝、近くの小学校に行きます。満開の桜を見るためです。校庭の外周の数十本は、100年以上も経た古木です。見事です。しかし、訪(おとな)う人は皆無です。実は、先般、閉校になった学校です。無人の中に咲く花には異様さがあります。極めて静寂で、極めて絢爛(けんらん)です。クラシック音楽の世界では、モーツアルトに似ていそうです。


今日の工房作業は早朝からです。「フラワースタンド・バージョン4」です。昨日、ある程度の下拵(したごしら)えをしています。今日は、微調整しながらの組立てです。

「面取り(鋭利な角の鈍角化)」はこれまで通りです。組み立ては、ホゾ組み、糊(のり)づけ、ビス留めです。更に、天板と底板の十文字と柱の出会い箇所は、直角三角形の支持材で補強します。

この名前はよく解りませんが?ブラケット(bracket)とも表現するようです。上下あわせて8ヶ所を取り付けると、人が載っても問題のない安定感が生まれます。とはいうものの、これは「花台」です。華奢であっても用は足りるのです。75㎏の鉢というのは現実的ではなく、この補強は無意味だったのかも知れません。

仕上がった様子を観察してみます。当初は、浅い鉢を載せて庭の隅に置くつもりでした。しかし、やや、馴染(なじ)まないむきがありそうです。この雰囲気は、大正時代に流行(はや)った、和洋折衷(せっちゅう)の住宅にマッチするようです。2階のコーナーに、椅子とともに置くと合いそうです。

2014/04/28(月) 16:12

昨日今日と、春うらら、です。愈々(いよいよ)忙しくなります。眼前にはさまざまな誘惑があります。今でなければ味わえないもの、そして、時期には拘らない、単に、今すぐやりたい的、せっかちな思いによるもの等です。

今日は、裏山散策の予定です。工房作業は、早い朝食後直後からになります。残念ながら、8:00からの「野菜の時間」や「趣味の園芸」等は見ることはできませんでした。作業のテーマは、「フラワースタンド・バージョン4」です。構造は、十文字の底板と天板受けを1尺5寸の柱でコネクトするものです。


底板と天板受け、そして天板を「米ヒバ」にし、柱は2寸角の「青森ヒバ」です。正確には、8角柱です。以前、加工しておいたものです。その両木口(こぐち)に十文字のホゾを掘って埋め込むつもりです。これまでも経験している構造です。そのホゾ加工にはチェンソーを使っていました。今回は、「角鑿(かくのみ)」を使うことにします。

結果的には、まあまあ、です。しかし、精度的には不満足で、手直しを要するものです。次回の折は、「帯鋸(おびのこ)」(バンドソー)と併用してみるつもりです。今日の作業はこの段階で終了です。完成は明日の予定です。さまざまな視点での採点で満足を得


作業中、友人がお見えになります。裏山の散策です。一行4名です。入る山の選択は、その目的によって異なります。今日の狙(ねら)いは「行者大蒜(アイヌネギ)」です。「ワサビ(山葵)」とは違う山です。目的地に着くまで4~5回は休憩です。「息切れ」は殆ど無いのですが、下半身が痺れて感覚が無くなるのです。


途中、カタクリやミズバショウの群生地を通ります。満開のコブシ(田打ち桜)やヤマザクラは圧巻です。目的の「アイヌネギ」は、小高い山の上に群生しています。無いところには全く無く、あるところには無数にあるのが不思議です。

帰宅後、即、保存のための処理です。採るに要した時間以上を要します。保存の定番は「醤油漬け」です。しかし、冷凍保存も可能なようです。生のまま味噌をつけていただきたくもあります。いくつかのバージョンに及ぶことになりそうです。

話は飛びますが、山全体がパサパサに乾燥しています。落ち葉はストーブの焚きつけレベルです。帰宅後のニュースで、奥州最北端の高速道路脇が、山火事らしきもので通行止めになっていることを知ります。

2014/04/27(日) 16:04

今朝、今年初めてのウグイス(鶯)を聞きます。宝井其角(きかく)の『鶯の身をさかさまに初音かな』の「初音(はつね)」です。

話は飛びますが、其角のことは、昔、浪曲の忠臣蔵で聞いた記憶があります。其角が『年の瀬や・・・』と詠んだのに対して、大高源吾が『あした待たるる・・・』と返し、吉良邸討ち入り日をほのめかす場面です。

よく解りませんが、其角の『身をさかさまに』というのは、花の蜜を吸っている様子を表現しているようです。鶏(にわとり)の頭の動きに似た、独特のキビキビ感が伝わってきます。


今朝のウグイスは「ホーホケキョ」と啼いています。和笛のような、小気味の良い透明感があります。どうやら、ご年配のようです。これに対して、若いウグイスは、単に、「ケキョ」や「キョ」、そして「ホーキョ」等のレベルです。「ホーホケキョ」と啼きたい気持ちは伝わってくるのですが、まだまだ修行不足です。

昼前、地元友人の数方にお邪魔します。その中のT氏から、裏山の様子を聞きます。やはり、道路の雪はルートによって違うようです。とりあえず、明日、雪の消えたコースを訪ねることになりました。

T氏からは『少し歩くことになりますよ。』と、念押しされます。望むところです。仮に1回目はハードであっても、続けることで体は慣れてくる筈なのです。


庭の「ボンナ」が1尺ほどになっています。学名「ヨブスマソウ」です。学名「ヨブスマソウ」です。裏山は、ワサビ、アイヌネギ、シドケ、コゴミ等のあれこれも最盛期を迎える頃です。


今日の工房活動はプログラムづくりです。ここ数日、「フラワースタンドづくり」を手掛けてきました。その「バージョン4」といったところです。しかし、現在、その候補がたくさんあることに困っています。これまでは常識的な構造でしたが、次回は、一般的でないバージョンを考えたいところです。

2014/04/26(土) 15:35

驚くほどの暖かさです。昼前、外出したときの気温は20℃ほどもあります。ここ数日の気温で、庭は激変しています。イカリソウ(錨草)が、突然、花をつけています。十文字の花弁(はなびら)です。我が家では薬湯に入る要素です。


今日の作業テーマは「フラワースタンド第3バージョン」です。殆ど完成に近づいています。この完成直前に見せる変化がドラマチックです。スタート段階では、海のものとも山のものとも解からない、変哲の無い、2次元の板です。それが、3次元に変化する、劇的瞬間です。

話は飛びますが、昔、「猿の惑星」で、猿に捕縛されたチャールトンヘストンが「紙飛行機」を飛ばす場面があります。2次元の紙が3次元に変わり、それが滑空する場面です。それを見た猿の科学者が驚く場面を思い出します


朝一番は、天板の載る面の平面化です。具体的には、4本の脚と4枚の幕板を同一平面上に置くことです。これには丸鋸盤を使います。やや、荒技の傾向のあるものです。このポイントは、全体を、如何に定規(じょうぎ)に沿わせて移動させるか、です。高速で回転する鋭利な刃です。集中力の衰えた状態ではやりたくない作業です。しかし、昨晩からのイメージトレーニングが功を奏します。カットはほぼ一瞬です。

次は愈々(いよいよ)天板の取付けです。前回同様、今回もビス留めです。1脚につき14ヶ所です。5脚で70ヶ所です。前回より少ない箇所数です。それに、今回は、下穴を開けないで、即、揉みます。そのためか、その作業時間は意外に短く感じます。そして、ビスの頭をダボで隠します。


イントロダクションでは、やや時間を要したようですが、後半はバタバタと捗(はかど)っていきます。このことは、複雑な思いを誘発します。これまでイメージしてきた目標を失う、虚無感のようなものです。しかし、逆に、この課題の後の、新しい出会いを想像する瞬間でもあります。このことには、春の芽だしのような希望が秘められています。またまた面白くなりそうです。


外出した折、帰路に山道を選びます。雪の様子を知るためです。やはり、ここ数日に及ぶ暖かさです。車道には皆無です。しかし、北に面した道路脇にはまだ残っています。「蕗の薹(ふきのとう)」はさまざまです。1尺ほどにも伸びたものもあれば、雪の近くを覗うと、まだ咲いていないものもあります。山は、春と初夏とが同居しています。

2014/04/25(金) 19:51

(デジカメが故障したようです。醜さをご容赦下さいませ。)

昨晩から今日の予想最高気温について注目していました。15℃、16℃、17℃、18℃と、ニュースを見る毎に変化しています。当初、予測できないほどの上昇ぶりだったようです。

今日も、真っ青な空、ポカポカ陽気、そしてソメイヨシノは、自らの花を誇示しています。もはや、春と言っても良いのかも知れません。しかし、裏山はまだ雪です。歩いて数分の裏山と我が家とでは、地理的内容では然程(さほど)の違いは無い筈なのですが、山と名前がついただけで、春は遅くやってくるのかも知れません。

藤村の表現を借りると『あたたかき光はあれど/野に満つる香も知らず・・・』になるようです。しかし、大きい鳥が来て、「乙女椿」の花を啄(ついば)んでいます。蜜を吸っているようです。早晩は山に入ることができそうです。


このところの工房のテーマは、「フラワースタンド」です。バージョン1の「折りたたみ式」から始まり、現在はバージョン3です。それも、完成間近です。今日の作業は、「面取り」からです。

今回のバージョンは、11片のパーツを組み合わせて1脚になるプログラムです。その5脚分です。「面取り」すべき辺や頂点とそうでないところはありますが、概ね、1脚につき500ヶ所のようです。その5脚分です。想像すると結構な量です。


しかし、トリマーとベルトサンダーの助っ人で、ほぼ一瞬のうちに終えます。ところが、この、労せずして、期待する結果を得た作業にはさまざまな思いがつきまといます。

満足と不満足、面白みと味気無さ、そして、物足りなさや拍子抜け等です。それぞれが矛盾する要素です。如何にも頓珍漢な現象です。しかし、そのことには、何の違和感も無いのです。SFの世界に似ています。

「面取り」後は愈々(いよいよ)組立てです。簡単な筈です。しかし、舞台裏があります。実は、ホゾとホゾ穴は既に加工済みですが、実際は、個々に事情が違っているのです。勿論、微かな誤差です。それを鑿(のみ)で修正しながら糊付け(のりづけ)していきます。

最初に向かい合う長辺を組み合わせます。木槌で叩(たた)いて嵌(は)め込みます。次に短辺です。全部で40ヶ所です。意外に短時間で済みます。明日まで、この状態のままにします。明日は再度の微調整です。脚と幕板との同一平面化です。1mmほどを丸鋸(まるのこ)で切り取るだけです。


とはいうものの、この工程には邪道の雰囲気が潜んでいそうです。プロの方々には笑う方もいるようです。しかし、我が工房では先般から取り入れている一手間です。紙一枚の段差でも解消してくれる一手間です。


東京にお住まいのT氏から、コンサートへのお誘いをいただきます。「夜桜コンサート」と称した、MICHIKO・Tのライブです。会場は奥州最北端の「大安寺本堂」、開催日は5月の連休明けの8日です。不都合が無ければ、是非、お邪魔するつもりでいます。

ついでに、「薬研(やげん)温泉」に浸かることも考えています。続いている筋力トレーニングによるパンパンした筋肉を解(ほぐ)すことが目的です。

更にまた夢は飛躍します。それは、この時期の「薬研」近辺には「ウド(独活)」が期待できそうなのです。昔、聞いたことがあります。ホテルに至るまでの車窓から、ウドを目撃出来そうなのです。理想とするところです。ダンボールを忘れないつもりです。


2014/04/24(木) 18:05

曇り空で、やや肌寒い朝です。やがて昼頃から青空に変わり、気温も高くなります。昨日、奥州最北端の開花宣言があります。と同時に、昨日は、「トゲクリガニ漁」の解禁日であったことが今朝の朝刊に載っています。

江戸っ子が質においてもいただく「初鰹(はつがつお)」に該当するのが、奥州最北端では「トゲクリガニ」です。昔から、「花見」に似合う風物詩です。11月第3木曜日のボジョレー・ヌヴォーではありませんが、市場に行った我が家のチームが、即、求めてきます。夕食にズシリと重い旬(しゅん)をいただきます。


今日の工房作業の会場は庭です。室内であれば、ツールの「角鑿(かくのみ)」と「丸鋸(まるのこ)」が排出する大鋸屑(おがくず)の後処理が大仕事なのです。しかし、その類(たぐい)の配慮に比べると、今日の作業結果は頓珍漢です。


前後しますが、現在取り組んでいる課題は「フラワースタンド」の「ホゾ組みバージョン」です。昨日の時点で「ホゾ加工」は終えています。今日のテーマは「脚」への「ホゾ穴掘り」です。脚は1寸5分角の「青森ヒバ」です。ツールの「角鑿(かくのみ)」の針の位置が、その中央になるように設定します。

ホゾの箇所数は全部で40ヶ所です。それを、20分ほどで掘り上げます。2~3年前の「角鑿(かくのみ)」の無かった頃は数日も要していたものが、です。それも綺麗に、です。文明の利器に感謝するばかりです。

ここまでは予定通りです。しかし、ホゾを嵌(は)めようとしてガッカリします。実は、ホゾ幅の12mmに対して、使った角鑿は10mmだったのです。考えられる理由のひとつは記憶力の低下にありそうです。というよりも、事前にすべき確認を怠(おこた)った所為(せい)です。とはいうものの、ホゾ加工をし直せば済むことです。

これからは、この種の間違いや勘違いが多くなりそうです。その度ごとに気にすることは、この工房活動の目的に反するものです。仮に、予定の結果にならないとしても、そのことを含んだ楽しみの筈なのです。


ホゾの再吟味のために1脚だけを軽く組んでみます。挿入にはきつ目ですが、ホゾとホゾ穴の位置関係には矛盾は無さそうです。あとは、個々の微調整で何とかなる筈です。

明日の作業は「面取り」からです。前回同様、トリマーに頼るつもりです。勿論、面取りすべき辺とそうでないところは、事前に心積もりしておく必要があります。全体の大きさは、前回の第2作目と同様にするつもりです。


鉢から次々に発芽しています。殆どは、冬越しを外でしたものです。しかし、それらの多くの正体は失念されています。殆(ほとん)どは友人から到来したものです。しかし、当方から、是非に、と乞うたことで庭にある筈なのです。それを思い出せないのは如何にも無責任のようです。どうやら、「山荷葉(さんかよう)」と思(おぼ)しき芽も出ています。

2014/04/23(水) 18:11