
「園芸事情」・・・アイヌネギ
昨日、奥州最北端の積雪0が宣言されました。県内23観測地点中、酸ヶ湯と碇ヶ関を除いた21地点です。
しかし、実際にはあちらこちらに残っています。顕著なのは軒下です。屋根から落ちた圧雪状態のものは融け難いものです。毎年、タイヤショベルで寄せられた雪は7月頃までも残っています。
ここ数日続いた好天で雪融けがすすんでいるものの、我が家の庭は半平面に1mほども残っています。他の半平面は若芽で薄緑に変化しています。雪融け水と気温の上昇の相乗効果のようです。
アイヌネギが5~6cmにのびています。別名ギョウジャニンニク(行者葫)です。ニンニンクの香りがします。話は飛びますが、この名前の由来は諸説あるようです。滋養に富むことから修行中の行者が好んで食べた、というものが一般的のようです。
しかし、逆に、滋養があり過ぎることから修行中の行者には不向きであるという正反対の説もあります。行者には禁じられた山菜だったことになります。いずれであってもその優秀さを謳(うた)っていることになります。
夏に花をつけます。その後タンポポのように、落下傘に種をつけてあちらこちらに飛散します。その種から翌年発芽するようです。しかし、一人前の株になるまでは5~6年も要するようです。また、株が分かれても増えるようです。
ニラ(韮)やアサヅキに似ています。醤油漬、おひたし、そして卵焼きに入れる等でいただきます。御酒をいただくとき、生のまま味噌をつけるのは格別です。
しかし、実際には友人が持ってきたものをいただきます。庭に育つものは幼く、まだまだ収穫するには忍びないのです。収穫に耐えるまでにはもう数年は見守ることになりそうです。
「工房事情」・・・啓蒙運動「鶯笛(うぐいすぶえ)」をつくっているところです。昨日、おおまかな部材の加工をしました。まだ様子見の段階です。とりあえず7個分にしました。
今日はその組み立てです。昨日の丸棒づくり、カット、孔あけ等には気合が入りました。しかし、今日の組み立てにも気を使うところです。
音の出るポイントの確認、糊付け、そして補強材の取り付け等です。特に、補強材の加工はデリケートです。
ピタリとフィットする角度の加工は現場合わせになります。切手の1/4ほどの大きさの加工は玩具(おもちゃ)を作っている、という気にさせます。
鶯笛は昔から受け継がれてきた伝統文化です。しかし、青森ヒバの笛はどなたも手がけていないようです。世界中で唯一の作品です。発信することにしました。早速、午後、啓蒙活動に出かけます。
まず、番長さんのところにお邪魔します。数人がお出での中、即、「ホーホケキョ」を演奏します。下手は下手ですが、春を告げるウグイスの鳴き声に皆さんが喜んでくださいます。我が意を得たり、です。発信する勇気が確固たるものになります。
お客様の中の一人のご婦人から、『昨日のウグイスの鳴き声は、もしや貴方(あなた)でしたか。』と訊かれます。ドキッとします。頭をかいて頷(うなず)きます。
すると、『やはりそうだったんですね。ウグイスの時期にはまだ早いと思っていたのです。』と笑います。一同の爆笑をいただきます。
実は、昨日の朝、何回も庭で練習しました。意外に大きい音色です。高音の「ケ」は特にです。それを聞いていたようです。やはり、とは思うものの、少し困った瞬間でした。
未熟なサンプル段階ですが、あちらこちらの皆さんに貰っていただきました。しばらくはウグイスの啼き声が氾濫しそうです。
明日からガクンと寒くなるようです。今日13℃だったものが5℃の予報です。「鶯笛」を練習しながら、もう暫(しば)らくは早春を楽しむことができそうです。
2011/04/01(金)
17:40